場所や大きさ

場所

北海道三笠市達布(たっぷ)777番地
(北緯43度14分52.5秒 東経141度50分6.7秒)

→詳細は「農場へのアクセス」をご覧下さい。

面積や施設

敷地面積 約96000平方メートル(サッカーのグラウンドが約13面半)
ただし、急傾斜地などの条件不良地が多く、使用が可能なのは3分の1程度。

ビニールハウス 18棟

納屋・直売小屋 各1棟/物置小屋 3棟

自宅兼事務所 1棟

販売形態

北海道内外の青果店、ホテル、レストラン等への直接販売
通信販売(紙パンフ・オンラインショップ
札幌、岩見沢、三笠市内の小売店舗にて委託販売
地元直売所にて委託販売
※農場での直売は行っておりません。

→詳細は「販売、飲食店」をご覧下さい。

私たちの「農業」に対する考え方

私たちの経営理念

あなたの食卓にハレの日を

 デパ地下に行くわけでなく、普段の買い物の時にちょっと背伸びをして買うもの。
 家に帰り、「こんなものがあったよ。」と食卓で話題にあがるもの。
 ただ珍しくて、普段見かけないだけではなく、食べてみれば美味しく、また見かけたら買ってしまうようなもの。
 お中元などの機会ではなくても、特別な人にちょっと送ってみたくなるようなもの。
 私たちが作り、売ろうとしているのはそういうものです。

農業を職業選択肢の一つに

 新規就農で農業を始めましたというと、「偉いねえ。」という反応をされることがあります。
 新しく始めたことや継続していることが「偉い」と言われる仕事は他にないんでしょうか。
 農業が色々と難しいとか、厳しい職業だとか、「偉い」と言う人それぞれにそれぞれの理由があるとは思います。

 農業に就くことが決して特別なことではなく、職業選択の一つの形として世の中に認められるため、既に異業種から入ってきた私たちに何ができるでしょうか。

私たちの経営目的

ワザを売らずにモノを売る

 うちではこういう肥料を入れています、農薬の散布はこうです。〇〇農法でやっています。色々と「こだわり」といったものをアピールする農家がいます
 それは分かったけども、結果としてできた作物は美味しいのか。他の作物より体に良いというならどういう根拠で何が違ってくるのか。
 私たちもいろいろと畑でやっていますが、結果としてまた買ってもらえるような作物であれば、それらの過程はただの飾りに過ぎません。
 (平成28年4月追記)飾りに過ぎないとはいえ、私たちの商品を食べたこともないけれど、関心を持っていただけた方に対して、生産過程などもオープンにしたほうが良いというアドバイスを多く頂きました。、また、私たちも人はそういった情報も味のひとつとして味わっているのではないかと考えるようになって来ました。
 そんな情報出したってしょうがないだろうというこれまでの想いも多少ないわけではありませんが、オープンにして行きたいと思います。

新規就農者として経営を成功させる

 私たちのような新参者に、あらかじめいい土地やいい販路が用意されているほど世の中甘くありません。そんな土地があれば、既存の周りの農家が先に手を出すのは当然のこと。
 そんな中でもなんとかやっていくことが、後から続く新規就農者のためになると考えます。

その他の特徴

偏らず、しなやかに、したたかに

 視野を広くすること、時に自分やその周りを俯瞰してみること、目的と手段を履き間違えないこと。そして、畑との付き合いも、農村社会との付き合いも、バランス感覚を持って臨んでいれば、いい方向に向かうし、悪い話は遠ざかる。
 「したたか」というと悪いイメージもありますが、本来は「粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま」という意味です。曖昧な言い方をしていますが、これも一つの考え方です。

時々けっこう計画的

 昔の農家は売上高や作付面積だけでどうこういう傾向があるようですが(そうではない方ごめんなさい)、私たちは売上高経常利益率と 労働時間あたり利益の2つを重視しています。
必ずしも予定どおりにならないのが農業でもあるのですが、 ある程度の計画性は必要と思います。

 どれをどのくらい作り、どこでどのように売り、さらに良いものを作ってさらに売るにはどのような戦略が必要か。
 数年のわずかな経験とそこから引き出せるものをフル活用して毎年の計画を作ります。

営業はしない(ここで売らせて欲しいという営業はする)

 どんなに美味しいものであっても、まずは食べてもらわないことには、目に触れてもらわれないことには話が進みません。黙っていれば客が集まるわけではなく、そういう意味では営業活動は重要だと思います。  一方で、そこまで売り先に困っていないのならば、こちらから買って欲しいと営業をする必要はありません。

 私たちのポジションはその中間。
 縁あって遠方から買って頂いたお客様が口コミという営業をやって頂くおかげで、徐々にお客様が増えていきます(縁が無く終わるお客様もある程度の割合で出てきますが)。着実で確実で、かといって適当なものは作れないという緊張感のある関係があります。
 また、札幌や近郊のお客様への最初の接点として、商品を置かせてもらうための営業を私たちは行うけども、あとは作物そのものがお客様への営業活動をやっています。売れるための努力の最後の結果で重要なのは、継続的に売れるかどうか。
 夏場の一時期に、どうしようもなく売れ残りそうになることもありますが、今のところ無駄になる作物は非常に少なく済んでいます。

いろいろ育てて いろいろ楽しく

 作る側と食べる側の双方の楽しみとして、目新しい野菜や物珍しい野菜を作っていきたいと考えています。新しい品種が次々と生み出され、 野菜の品種についても大量消費時代と言える今、新種だけに限らず、忘れ去られていく伝統野菜や地方野菜についても細々とではありますが育てています。売れずに採算に合わないものであっても、興味本位で作ってみることもある。売り先で商品を並べていたら、他の農家が作った野菜のことを聞かれることもありますから。
 また、一部の作物については自家採種を行っています。種子の経費を節約したいからという理由もありますが、これも農家としての楽しみです。突然美味しい品種が出てくるかも知れませんし。

山の中で豚を育てる もちろん食べる

 豚の放し飼いも平成23年からやっています。春に子豚を連れてきて、配合飼料は与えず、広大な土地に放し飼いにし、秋に屠殺場に連れて行く。
 我が家の子供達に対する教育的な意味もあるかも知れません。割れたスイカやトマトも有効に活用できるかもしれません。
 いろいろなことが期待されますが、一番は美味しい豚肉を自分達の手で食べられるということです。街の人にはできない、辺境の農家の楽しみです。

認証はとらない

 有機等の各種の認証を取らないのかということを聞かれることがあります。今のところ取らないと思います(取っているのもありますが)。もちろん、有機農業の色々な考え方を否定はしませんし、 取り入れている部分も多々ありますが、 認証を取ることが目的で農業をしているわけでもなく、取ったから美味しいということにもならないからです。これがワザを売らないという意味の一つでもあります。
 そして何よりも、今買って頂いている多くのお客様が、このような私たちの考え方を支持してくださっていることが大きな理由です。

こんなウェブサイトでは人が寄ってこない

 私たちの野菜を手にした人、私たちに関心を持ってくれた方がアクセスして頂けるこのウェブサイト。
 敷居が高い気がする、何だか近づきがたい、よく言われます。それが狙いです。基本的に接客業ではないので、誰でもウェルカムな姿勢を示す必要もありません。それでも接して頂ける方は素敵な方ばかりです。

農業を始めるまで

平成13年頃

 私達夫婦が結婚したときは、一人は那覇にいる巡視船の機関士、 一人は海上保安大学校を辞め、自宅で療養しているという時期でした。  この時、既に二人の間には「いつかは農業」という話はありました。

昔の仕事

 私の仕事の面では、巡視船の機関士から、海上保安庁の練習船の教官、 外務省への出向と目まぐるしく環境は変わり、妻はその転勤続きの中でも、 通信制短大の保育科に入り、勉強をしていました。
そのような中でも、農業の世界はどういったものかという探求と、 情報収集は常に欠かさずに続けていました。

転機

 転機は突然訪れました。

 農家を引退する方からお声がかかり、その後の土地や住宅一式を買わないかという話でした。

 それから、農業者となるための研修を経て、ようやく経営がスタートしました。

 色々な問題や苦労もありました(今でもですが)。でも、王道のない農業において、生じる問題や苦労はこれからが本番。 輝かしい業績や自慢話もこれからが本番です。

リンク
就農までの経緯などについては、
北海道アルバイト情報社さんのサイト「いいね!農style」でも紹介いただいています。

のみやまファームの後継者問題

 私たちの転機である、農業研修が開始した頃、長男が産まれました。

 考え方の古い農家だと、「後継ぎができた」と無条件に喜び、当然に私たちがそのように思うはずとのプレッシャーをかけてきます。 農家の息子たちの多くが、なぜ継がずにいなくなるのかを考えもせず。

 農家が世襲制である時代は既に終わっていると思います。

 やりたければやればいい。でも、10年は関係ない仕事をして、 じっくり世の中を見てくる必要があると思います。それでもやりたいと言うか。否か。

 私たちに出来ることは、子供たちが「やりたい、継ぎたい」と言いたくなるような 農業をやっていくことしかありません。しかし、農家は伝統芸能ではありません。10年間この世界を見てきて、子供に任せる以外に商売が引き継がれていく方法がないというのは商売としてどうなのだろうかとも考えます(それすらできず、潰れていくところもあります)。

私たちは新規就農の形としては特殊な参入の仕方でした。既存の経営の形を引き継いだようであり、最初の年からそれを否定するような試行錯誤も図り、技術も販路もゼロからスタートし、未だに完成した経営の形にはなっていません。

 子供に託する以外に方法がないという経営をしてしまうことは、私たち自身の参入経緯を否定することになるのではないか。まだ答えは出ていません。

ロゴマーク

 のみやまファームのロゴマークはテントウムシです。

 テントウムシには走光性という性質があり、上へ上へ、太陽に向かって飛んでいくということから、 その名前が付けられています。

 農業をやっていて、そのありがたさを感じないわけにはいかない太陽を見上げ、常に上へ上へと向かっていくということから、このロゴマークになりました。